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30〜40代に懐かしいやつが多いです。

【感想】「TOKYO TRIBE2」東京のストリートを描いた衝撃の青春群像劇

『TOKYO TRIBE2』は、井上三太先生による漫画作品、1997年からファッション誌『boon』で連載された名作で、全12巻発売されています。
トーキョーの街を舞台に、ストリートギャングたちの抗争や友情、裏切りが描かれており、HIPHOPカルチャーやリアルな都市の息遣いが詰まった唯一無二の作品として今も根強い人気を誇ります。


あらすじ

舞台はトーキョー、それぞれの街ごとにストリートギャングが存在し、時に争い、時に手を組みながら自分たちの生き様を示していきます。
音楽、ファッション、暴力、愛など、すべてが入り混じる熱狂の物語が展開されます。


作品の魅力

  • ストリートカルチャー全開の世界観
    HIPHOPをベースにしたファッション、音楽、言葉遣いがふんだんに盛り込まれており、まるで実際の東京の裏社会を歩いているような臨場感を味わえます。

  • 個性的なキャラクターたち
    主人公の海やハシームをはじめ、トーキョー各地の“トライブ”のリーダーや仲間たちが強烈な存在感を放ちます。誰もが自分の信念やスタイルを持ち、ぶつかり合いながらも熱い人間ドラマを繰り広げます。私はンコイとガリレオの関係が好きです。

  • アートとしての迫力
    独特な線のタッチと構図、セリフ回しが作品全体にリズムを生み出し、漫画というより音楽を読むような感覚を味わえるのも大きな魅力です。


他作品について

井上三太先生の作品は複数ありますが『TOKYO TRIBE』シリーズのほか、私が好きなものでは『隣人13号』があります。
いじめによって心に深い傷を負った少年が、人格を分裂させながら復讐に走るというショッキングなストーリー。2005年には小栗旬さん主演で映画化され、そのダークで狂気的な世界観が大きな話題を呼びました。

他にもスピンオフ作品や「TOKYO TRIBE3」もあるので気になった方は読んでみてください。


人気の理由

  • ギャング同士の抗争と友情が織りなすドラマ

  • 後のストリート文化や音楽シーンに大きな影響を与えた作品

  • 映画化・アニメ化され、幅広い層に知られる存在に


まとめ

「TOKYO TRIBE2」は、単なるギャング漫画にとどまらず、トーキョーという街そのものを表現した青春群像劇です。
作者・井上三太先生は、有名画家の父を持ちパリ生まれ、漫画だけでなく音楽界やファッション界でも多面的な才能を発揮されています。

HIPHOPやストリートカルチャーが好きな方はもちろん、都市のリアルな空気感や人間ドラマを味わいたい方におすすめの一作です。

 

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