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30〜40代に懐かしいやつが多いです。

【感想】「うしおととら」少年と妖怪の絆が描く壮大な冒険物語

うしおととら』は、藤田和日郎先生による少年漫画で、1990年から1996年にかけて『週刊少年サンデー』で連載されました。
単行本は全33巻(文庫版では全19巻)。アニメ化もされ、今なお多くのファンに愛され続ける名作です。


作品の魅力

主人公は中学生の 蒼月潮(あおつき うしお)
ある日、家の蔵で「獣の槍」に封じられていた大妖怪 とら を解き放ってしまいます。
本来なら人間を食う恐ろしい存在であるとらと、槍を手にした潮。
二人は反発し合いながらも、次第に奇妙な絆で結ばれていきます。

物語では、妖怪や怪異との壮絶な戦いが繰り広げられますが、見どころはバトルだけではありません。

  • 潮ととらの関係性の変化
    憎まれ口を叩き合いながらも、命を懸けて助け合う2人の関係が最大の魅力。

  • 圧倒的な迫力のバトル描写
    「獣の槍」をめぐる戦いはスケールが大きく、次第に“白面の者”との決戦へと繋がっていきます。

  • 人間ドラマの厚み
    潮の母との関係、仲間たちとの友情、戦いを通して描かれる「生きる意味」が物語をより深くしています。

特に、宿敵である“白面の者”との最終決戦に向けて、潮ととらが積み重ねてきた旅と絆が大きな感動を呼びます。


まとめ

うしおととら』は、少年漫画らしい冒険とバトルに加え、登場人物たちの絆と成長を描いた感動の名作です。

単なる妖怪退治の物語ではなく、「人と人」「人と妖怪」が理解し合おうとする姿が描かれ、読者の心を強く揺さぶります。とらが可愛らしく描かれてることも多々あり好きな場面です。
ラストに至るまでのドラマチックな展開は、まさに王道少年漫画の頂点のひとつといえるでしょう。

熱いバトルと深い人間ドラマ、どちらも楽しみたい人にぜひおすすめしたい作品です。


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