おすすめ完結漫画 感想まとめ

30〜40代に懐かしいやつが多いです。

【感想】『がんば!FLY high』体操を通じて描かれる努力と挑戦

『ガンバ!FLY high』は、1994年から2000年にかけて「週刊少年サンデー」で連載された体操漫画です。原作はロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した森末慎二さん、作画は『僕等がいた』の菊田洋之さん。実際の体操経験者によるリアルな視点と、少年漫画ならではの熱いストーリー展開が融合した作品として、多くの読者の心をつかみました。


あらすじ

主人公は普通の中学生・藤巻駿。体操の経験はなかったものの、持ち前の身体能力と負けん気で体操部に入部。初心者ながらもめきめきと頭角を現し、仲間やライバルたちと切磋琢磨しながら成長していきます。
作品は駿の「オリンピックを目指す挑戦」を中心に描かれ、努力や友情、挫折と再起といったスポーツ漫画の王道が詰まっています。


リアルさと迫力の両立

本作の大きな特徴は、体操競技の描写がとてもリアルなことです。森末さんの経験に基づく技の解説やトレーニング法は、実際の競技を知らない読者でも分かりやすく、体操の奥深さに触れることができます。一方で漫画的な熱さも忘れず、読者が思わず「駿、がんばれ!」と声を出したくなるようなシーンが連続します。
難しい専門競技を題材にしながら、物語としてエンタメ性を失わない点が、多くの人に支持された理由といえるでしょう。


仲間とライバルの存在

駿を取り巻く仲間やライバルたちもまた、物語に厚みを与えています。
・同じ夢を追うチームメイト
・駿に立ちはだかるライバル選手たち
・指導者として彼を導く大人たち

それぞれが自分の目標や葛藤を抱えながら成長していく姿は、単なる「主人公の成功物語」にとどまらず、スポーツの世界そのものを描き出していました。


少年漫画としての魅力

「才能」だけでなく「努力」が描かれているのも本作の大きな魅力です。怪我や挫折に苦しみながらも挑戦し続ける駿の姿は、まさに読者の心を奮い立たせます。華麗な技の裏に隠された練習や苦悩がリアルに描かれることで、体操の厳しさと同時に「努力すれば夢に近づける」というメッセージが伝わってきます。


まとめ

『ガンバ!FLY high』は、体操というマイナー競技を題材にしながらも、努力・友情・挑戦といった少年漫画の王道を体現した作品です。読めば必ず前向きな気持ちをもらえ、スポーツをしていない人にとっても勇気を与えてくれる一冊といえるでしょう。

体操競技の技やルールなども自然と勉強できます。

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