おすすめ完結漫画 感想まとめ

30〜40代に懐かしいやつが多いです。

【感想】「め組の大吾」命をかける消防士の姿に胸が熱くなる名作

あらすじ

朝比奈大吾は、幼い頃に火災から救われた経験をきっかけに「自分も誰かを助けたい」と消防士を志す。
新人として「め組」に配属され、経験も知識もまだ十分ではないながらも、数々の火災や災害現場に立ち向かっていく。

現場は常に危険と隣り合わせ。火炎と煙の中で人命を救い出すために、仲間たちと力を合わせて任務に挑む。
失敗や挫折に苦しみながらも、大吾は「命を救う」ことの意味を自らに問い続け、少しずつ成長していく。
仲間との絆、命の尊さ、そして消防士という仕事の厳しさと誇りがリアルに描かれた人間ドラマである。


読んで感じたこと

め組の大吾』は、単なる「消防マンガ」という枠を超え、人間の生き方や命の重さを深く問いかけてくる作品だと強く感じました。
主人公・大吾は不器用で真っ直ぐな性格で、完璧なヒーローではない。時に迷い、恐怖に震え、それでも人を救うために一歩を踏み出す姿がリアルで心を揺さぶります。

火災現場の描写は緊迫感が圧倒的。炎の熱気や煙の恐怖、秒単位で迫るタイムリミットの中で行われる救助活動は、まるで自分も現場に立っているかのような臨場感を与えてくれます。
また、仲間との信頼関係や葛藤も物語の大きな魅力。誰かの命を救うという使命の裏にあるプレッシャーや責任感がリアルに伝わってきて、読み終えた後も深い余韻が残ります。私が好きなシーンは単行本3巻の田中のおじさんの想いと行動です。


おすすめポイント

  • 消防士という職業の現実と誇りを知れる

  • 命をかけた人間ドラマと緊張感あるストーリー展開

  • 主人公の成長に胸を打たれる青春要素もあり

  • 命の大切さを改めて感じさせてくれる感動作


続編について

め組の大吾』は完結済みの作品だが、その後、消防士の世界を新たに描いた続編として め組の大吾 救国のオレンジ』 が連載された。
こちらは朝比奈大吾の志を継ぐ新世代の消防士たちが活躍する物語で、現代社会における災害や命のテーマに真正面から挑んでいる。


まとめ

め組の大吾』は、命をかけて人を救う消防士の姿を描いた胸を打つ名作。
読むほどに、もし自分が同じ場面に立ったらどう行動できるのか――そんな問いを投げかけられているように感じる。
単なるヒーローものではなく、人間としての葛藤や成長が丁寧に描かれているからこそ、心を震わせる。

緊迫感あふれるドラマと、命の尊さに真正面から向き合いたい人に、ぜひおすすめしたい作品です。


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