あらすじ
鈴蘭男子高校――通称「カラスの学校」。数多くの不良たちが集まり、日々抗争と喧嘩が絶えない学校ですが、不思議なことに「鈴蘭の頂点を極めた者はいない」と言われ続けています。
そんな鈴蘭に入学してきたのが、田舎からやって来た 月島花。見た目は少し頼りなく、のんびりした雰囲気を漂わせる花ですが、実は規格外の強さと、人を惹きつける天性の人柄を持つ存在でした。
花は鈴蘭で仲間を得ながら、鳳仙学園や武装戦線といった強力なライバルたちとぶつかり合います。激しい抗争の中で育まれる友情や絆は、ただの「不良同士の殴り合い」を超えて、熱い青春そのものを描き出しています。
読んでみた感想
『WORST』は、前作『クローズ』の世界観をそのまま引き継ぎながら、新しい世代の物語を中心に描かれています。
『クローズ』の坊屋春道のような圧倒的カリスマ性ではなく、月島花の魅力は「人間力」。強さだけでなく、誰とでも壁をつくらず仲間を引き寄せてしまう不思議な力が彼にはあります。その姿に読者は自然と惹かれ、爽快感と温かさを同時に感じることができるのです。
また、抗争シーンの迫力はもちろんのこと、仲間同士の掛け合いや日常の小さなエピソードも丁寧に描かれており、笑いと涙のバランスが絶妙。
「喧嘩漫画」という枠を越えて、友情・夢・仲間との絆といった青春の真髄を問いかけてくれる作品だと感じました。
また、自分自身もっと強く生きるべきだと思わせてくれる漫画です。
おすすめポイント
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『クローズ』を読んで続きの世界をもっと楽しみたい人
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不良漫画が好きで、リアルな抗争シーンを味わいたい人
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青春や友情の熱い物語に胸を打たれる人
まとめ
『WORST』は、不良たちの激しい抗争を描きながらも、物語の核心にあるのは「仲間との絆」。
月島花を中心に描かれる群像劇は、熱さと優しさが同居し、読み終えたあとに心に深い余韻を残します。
ただの不良漫画ではなく、「青春そのものを凝縮した名作」と言える一冊です。
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