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30〜40代に懐かしいやつが多いです。

【感想】「ろくでなしBLUES」喧嘩と青春と涙の不良漫画の金字塔

『ろくでなしBLUES』は、森田まさのり先生による不良×青春漫画の大傑作。
1988年から1997年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、ジャンプ黄金期を支えた作品のひとつです。

舞台は東京・帝拳高校。主人公 前田太尊 が、喧嘩や友情、恋愛、そしてボクシングを通して成長していく姿が描かれます。単なる「不良がケンカする漫画」ではなく、青春の輝きと苦悩をリアルに切り取ったストーリーに、多くの読者が胸を打たれました。


主人公・前田太尊の魅力

  • 一見するとただのケンカ好きな不良に見える太尊ですが、実は情に厚く仲間思い。

  • ボクシング部に所属しながらも、学校や街で起きる抗争やトラブルに巻き込まれていきます。

  • 恋人や友人を本気で守ろうとする姿は、不器用ながらも人間味にあふれていて、読者の心をつかみます。

彼の「強さ」だけでなく、「弱さ」や「迷い」も丁寧に描かれている点が、太尊というキャラクターをより魅力的にしています。


魅力ポイント

✅ 喧嘩だけじゃない熱さ

不良漫画という枠に収まらず、仲間との友情や夢に向かう姿勢が真っすぐに描かれています。喧嘩の迫力と同じくらい、青春の汗と涙に共感できます。

✅ 恋愛要素も充実

太尊とヒロイン・七瀬千秋との関係は、甘酸っぱさと切なさが入り混じり、物語に深みを与えています。読んでいて思わず胸が熱くなるシーンも多数。

✅ 濃厚な人間ドラマ

敵だったキャラが仲間に変わったり、ライバル同士が互いを認め合ったり…。ただの殴り合いでは終わらない人間模様が丁寧に描かれており、物語の厚みを増しています。

様々なカッコいいキャラがいますが、私は東京四天王の一人で葛西が好きです。


名作としての評価

『ろくでなしBLUES』は不良漫画の枠を超え、青春漫画として長く読み継がれてきました。
森田まさのり先生はその後『ROOKIES』『べしゃり暮らし』などを生み出しましたが、その原点にあるエネルギーと人間描写の巧みさは、この作品で確立されています。

ジャンプ黄金期の作品群の中でも、今なお「心に残る青春漫画」として多くのファンに愛されているのが、この『ろくでなしBLUES』です。


✍️ まとめ

『ろくでなしBLUES』は、喧嘩や抗争の迫力だけでなく、仲間を思う気持ちや夢に向かって葛藤する青春そのものを描いた名作です。
読めば、熱い気持ちを思い出し、きっと心を揺さぶられるはず。

余談ですが、ろくでなしブルースのスーパーファミコンにハマってやっていた思い出があります。

不良漫画ファンはもちろん、青春ストーリーを求めている人にもぜひおすすめの一冊です。

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